共和の「和」 ~2月号~

 下新川海岸目川堤防改良その1工事を終えて

[工事概要]
 発 注 者 : 国土交通省 北陸地方整備局 黒部河川事務所 入善海岸出張所
 工   期 : 平成25年5月17日~平成25年12月20日
 工事内容 : 地盤改良工 L=311.5m 薬液注入対象土量 V=810m3 削孔本数 N=622本
          単管足場 V=3,400空m3 盛土足場 V=130m3

 日本海、特に富山湾下新川海岸は、寄り廻り波に代表される波浪影響の大きな場所であり全国的にも有名な浸食海岸として知られている。従って通常の海岸では見られない離岸堤や副離岸堤が連立した頑固な波浪対策が行なわれている。

 本工事は、下新川海岸入善町目川地先において、海岸浸食により不安定な状態となっている直立堤基礎地盤を薬液注入により固結化することで、堤防の長期耐久性を向上させる工事である。今後も続いていく海岸浸食に対して50年単位を目処とした耐久性を持たせて次世代(我々の子供達)にその後の対策を委ねていくこととなる。

 工事の流れは、まずクレーンにより堤防前面の消波ブロックを撤去仮置きし、作業に必要な足場を組み立てる。主要工種である薬液注入はあらかじめ、1mピッチ千鳥配置にて削孔を行い注入管を建て込んだ後、注入管を介して軟弱地盤に薬液を注入し固結する工法である。
注入完了後は、足場を撤去しクレーンにより消波ブロックを再設置、現状復旧を行う。
薬液注入については不可視部分の施工となるため、施工完了後にボーリングコアを採取し目視、強度により効果を確認することとなる。したがって視覚的には着工前と完成に大きな変化が見られず、施工のプロセスがわかりづらい工事となっている。

 我々は自然に対して無力であるため敬意を払って工事に取り組まなければならない。そして、最大限の知恵を出し合い自然の猛威と対峙しなければならない。うまくいく時もあれば、そうでない時もある。だからこそ土木工事はゾクゾクするくらい楽しいものだと思う。
 当社においても時代の背景から若い人材が減少傾向となっているが、次世代の人材を育てるため先を見据えて取り組んでいけば、明るい未来のある建設業として地元に貢献できると思う。
 最後になりますが、本工事も無事故で終えることができ現場に携わった本社、関係業者の方々には大変感謝しております。ありがとうございました。

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