竹蛇籠の概要

 ひとと自然が共存する、おだやかな水辺の風景のために

◆蛇籠は「古事記」にも登場する伝統技法
 竹蛇籠とは、割り竹を編んで作る円筒型のかごのことで、中には川原石や砕石を詰めて、河川の護岸や用水口の堰などに利用されてきました。細長い形が蛇に似ていることから、この名がついたとされます。発祥は中国で、日本への伝来時期は不明ですが、「古事記」にも登場する由緒ある技法です。 竹の成長は早いので手に入りやすく、しなやかで石を詰めやすいため、蛇籠といえばかつての竹製のものが主流でしたが、現在では鉄線製が多く使われています。

◆水の中の生きものや、自然環境にメリットが・・・
 竹蛇籠は軽いので、運搬、保管、撤去がしやすいのが特徴です。川に設置すると、流れが蛇籠の中を通り抜ける間に、水の勢いを和らげる効果を生みます。また、石のすきまは魚や水生昆虫などの格好のすみかになります。竹は、水中で腐食しにくいので長年の使用に耐えますが、役目を終えればいつか自然に還り、周囲の環境を損ねません。

◆川のせせらぎが、もっと身近になるように・・・
  今日では河川は単に治水、利水の機能を持つ施設としてだけなく、河川のもつ多様な自然環境や水辺空間がうるおいのある生活環境の舞台としての役割が期待されることから、「多自然川づくり」にふさわしい土木材料として、竹蛇籠が見直されるようになりました。

黒部川竹蛇籠保存会

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